予備自衛官補の採用試験の受付が行われています。
※平成31年第1回目の受付は終了しました。
次回の受付開始は7月1日から9月13日までです。
自衛隊には、本職の(?)自衛官のほか、予備自衛官というものがあります。予備役とも呼ばれます。
予備自衛官は、普段はそれぞれの職業や学業に従事しながら、有事、戦時の際には自衛官として活躍する人々です。
この予備自衛官には、退役した自衛官のほか、予備自衛官補として一定の訓練を受けた人がなることができます。
そして、この予備自衛官補には、採用試験を受け、これに合格することでなることができます。
予備自衛官補の採用試験には、一定の受験資格があります。
年齢については、基本的に34歳未満という条件がありますが(一般)、一定の資格を持っている方は、53歳未満あるいは55歳未満であれば、採用試験を受けることができます(技能)。
そして、この技能の資格には医療、語学、情報通信、整備、建設等のほか、法務があります。
法務職の対象となる資格は、弁護士と司法書士となっています。
司法書士について、司法書士有資格者であれば足り、司法書士登録までしていることは不要とのことです。
つまり、司法書士有資格者の方は、34歳以上となっていても、53歳または55歳未満であれば、予備自衛官補の採用試験を受けることが可能です。
この予備自衛官補の採用試験に合格して正式に採用され、2年間で10日間の訓練を完了すると、予備自衛官となることができます。
ただ、実際の有事、戦時の際はともかく、予備自衛官補、予備自衛官の訓練の時点では、法務についての訓練、研修などは現在のところないとのことです。
技能は予備自衛官補、予備自衛官の訓練において、その技能に対応した職務訓練が行われ、法務についても、この職務訓練が行われるようです。
ともかく、司法書士有資格者の方で、関心のある方は、予備自衛官補の採用試験を検討してみてはいかがでしょうか。
予備自衛官補の採用試験は年2回行われる予定となっていますが、1回目の試験で予定人数を充足してしまい、2回目の試験は行われないことも、まま、あるようです。
今年の1回目の試験の受験申し込みは、4月12日までとなっています。
関心のある方は、申込期限にご注意下さい。
試験当日の流れはこちらをご参考下さい
予備自衛官制度について、詳しくは、公式ホームページからご確認下さい。